まとめてカタログの広告システムについて:その2

まとめてカタログの広告システムについて、そもそも広告を見てもらうには何が必要かとか、広告がうっとうしく感じられないようにするためにはどうすれば良いのかを考えたいと思います。

すべての広告がうっとうしい訳ではない

基本的には広告はうっとうしいものです。大部分の広告は邪魔に感じられます。だからテレビのコマーシャルの時間は「トイレ休憩」の時間になるのです。インターネットでも(当たり前ですけど)広告がうっとうしいという調査結果が出ています(ただブロードバンドの普及もあり、インターネット広告をうっとうしいと感じる人の割合は下がっています)。

その中でも、ついつい楽しみにしてしまう広告があります。例えばソフトバンクの白戸家のコマーシャル(白いお父さん犬がでるやつ)などがそうです。画面に白い犬が見えたら、「もしかしたらこれはソフトバンクの新しいCMじゃないのかな」と思って、画面を覗き込んでしまいます。ですから広告そのものが必然的にうっとうしく感じられるのではありません。結局は中身が問題なのです。テレビを見ている人にとって面白いと感じられる広告を出していかどうかが問題です。

たぶん広告はうっとうしくなくても良いはずです。興味を持って見てくれる広告は作れるはずだと僕は信じています。

そしてまとめてカタログに掲載される広告が少しでも興味を持ってみてもらえるようにするために、我々はどうしなければならないのか。それを以下に考えてみたいと思います。

広告的なコンテンツであっても、見てくれている人はそれなりにいる

バイオの買物.comにはキャンペーン情報ページがあります。このページには毎月500程度のアクセスがあり、その大半はリピーターのユーザです。決して多いアクセス数ではありませんが、PRをほとんどしていないことと内容が各メーカーのキャンペーンへのリンクだけだということを考えると、悪い内容ではないと思っています。少なくとも、キャンペーン情報のような極めて広告的な内容であっても、それ*だけ*を見に来てくれているユーザがいるのは間違い無さそうです。

このことを受けて、広告的な内容のコンテンツであっても、興味を持ってくれる可能性は十分にあると考えています。ただし見せ方には条件があるでしょう。僕はその条件を以下のように考えています。

  1. 網羅的であること:ごく一部のキャンペーンを紹介しているのではなく、かなり多くのメーカーのキャンペーンを紹介していること。つまりレファランス的な価値があること。
  2. 範囲が絞られていること:網羅的である一方で、ライフサイエンス研究者にとって有用なキャンペーンに絞っています。つまりユーザの趣向を考えて、あらかじめなるべく範囲を絞ってあげることが重要だと思います。
  3. 新鮮であること:インターネット広告の効果を推定した調査によると、広告は掲載されてからの日数に従って、その効果を失っていきます。これが単純な飽きから来るのか、慣れから来るのかは定かではありませんが、掲載される広告がフレッシュであることは重要そうです。
  4. パッと見て分かりやすいこと:キャンペーンページでは掲載しているキャンペーンのコピーはほとんどいじらず、各メーカーのウェブサイトに掲載されたままのコピーを使っています。本来ならコピーの改善によって「パッと見た目の分かりやすいさ」を出したいところですが、いまのところはできていません。ただし表示の順番をキャンペーン終了日時ごとに整理していますので、その点は分かりやすさに気を使っています。

ad freshness.png

まとめてカタログの広告への示唆

まとめてカタログに掲載する広告も最終的にはキャンペーン情報ページの上記の性質をうまく取り込んで、うっとうしがられない広告にしていきたいと思っています。まとめてカタログに広告を掲載するのと、キャンペーン情報ページにキャンペーンを載せるというのは全く違うことではありますが、以下のようにしてあげれば良いのではないかと考えています。

  1. 掲載する広告の種類を増やす:最初からやるのは難しいと思いますが、掲載する広告の種類を増やすのはとても大切だと思います。多数のメーカーからの多種類の広告があれば、広告がレファランス的な意味を持つようになります。またユーザが行くたびに異なる広告が掲載されますので、ユーザにとって新鮮があります。
  2. 分かりやすい広告を掲載する:バイオ業界はチラシを使った販促が中心です。キャンペーンを行う場合、まず作るのはキャンペーンチラシです。インターネット広告はまだ浸透していませんので、バナーを作るのは最後の最後です。そしてどちらかというとチラシの内容をバナーに押し込める感じになってしまいます(例えばBioImpactに掲載されている広告を見てください。これとAsahi.comに掲載されている広告の字の大きさとかを比較してください)。おそらくはある程度バナー作成でもメーカーと協力をしていかないと、分かりやすい広告はできて来ないと思います。そして分かりやすいものでなければ、興味を持ってくれないと思います。

無料広告お試し期間

まとめてカタログでは、期間は未定ですが、これからしばらくは「無料広告お試し期間」を用意します。先ほども書いてますように、多数のメーカーが多数のバナーを掲載することが大切だと我々は思っています。したがってそれを促進するために、バナーの制作を含めてこちらで無料で行う、「無料広告お試し期間」を実施しようと思っています。

その間はバナーを掲載しながら、どれぐらいユーザに見てもらえるか、どれぐらいのクリックスルー率があるかを見たりします。クリックスルー率等を見ながら、納得の広告掲載費を算出していきたいと思っています。あるいは同じキャンペーンであっても、色やコピーを変えた広告を用意して、どれが効果的かを見ていきたいと思っています。

その結果として、多くのメーカーがインターネット効果の良さを認識して、継続して多数の広告が掲載されるようになれば良いと思っています。

広告表示をオフにするボタン

これと同時に、キャンペーン情報を興味深く見てくれるユーザが多いだろうと信じて、広告表示をオフにするボタンを用意しようと思っています。

人間にとってストレスなのは、自分の力ではどうにもならない状態です。自分がそれなりに努力をすれば解消できる問題については、人間はストレスを感じません。ですから、ユーザが利用するかしないかに関わらず、まとめてカタログでは広告表示をオフにするボタンを用意します。そうすることによって、利用者がストレスを感じないようにします。

そもそも広告をストレスと感じるようなユーザに対して広告を表示したって、何の得もありません。逆に「後でいつでも消せる」と思えば、広告を許してくれるユーザはたくさんいるはずです。

そう信じて、広告表示をオフにするボタンボタンを用意します。

まとめ

まだまだインターネット広告が浸透していないバイオ業界ですが、一方でメーカーは効果的なプロモーション方法がなかなかなくて苦労しています。恐らくは一般的なインターネット広告業界とはちょっと違うことをやっていかないと、うまく芽生えていかないと思います。

いろいろ試行錯誤しながら、バイオの買物.com、まとめたカタログ、そしてバイオ業界全体に取っての良い方向性を見つけていきたいと思っています。

Leave a Reply