他のウェブサイトからコンテンツをコピーすることの是非

Bing googleバイオの買物.comではメーカーや研究機関のウェブサイトからコンテンツを部分的にコピーしています。その点はGoogleと良く似ています。

最近、MicrosoftのBingがGoogleの検索結果をコピーしているとしてGoogleが文句を言い出しています。

Google: Bing Is Cheating, Copying Our Search Results

それに対してSEOを専門としているMikkel deMib Svendsen氏はブログでどっちもどっちだと論じています。

Grow up Google!

Googles core business is basically to copy content from our websites and exploit it commercially. In Search Engine Land today Google cry like little girls because they claim Bing is copying their search results. Grow up Google! If it’s ethical for you to copy information why is it unethical for others to do the same?

私はMikkel deMib Svendsen氏の意見こそが正論だと思っています。バイオの買物.comについても、メーカー等のウェブサイトから内容をコピーしている以上、我々の内容もオープンであって当然で、他に利用したい人がいればそれは自由にやれるようにしたいと思っています。

以下、内容のコピーに関するバイオの買物.comの考えを紹介します。

他ウェブサイトの内容をコピーすることに対するスタンス

バイオの買物.comは他のウェブサイトの内容をコピーしていますが、それについては以下の考え方をしています。

  • まず何よりも、メーカーのウェブサイトの利益に反することはしません。
  • むしろどうやったらメーカーの製品およびメーカーのブランドを分かりやすく、魅力的に紹介できるかに腐心しています。
  • 法律的には著作権が絡んできます。我々の認識では製品名や価格等は著作物の定義に当てはまらないと考えています。カタログにある製品の解説が「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」(10条2項)に当たれば著作物ではなくなりますが、この点については議論の余地があると考えています。我々もこの件について十分に調査したとは言いがたいのですが、例えばこの商品カタログの判例では「本件カタログ全体が、編集著作物としての性格に加えて、全体として一個の創作性ある著作物としての性格を有するということはできない。」としていることなどを我々は参考にしています。
  • ただし法律上の問題に関わらず、製品解説文に関しては、メーカーから情報削除の依頼があれば応じます。

バイオの買物.comの内容が他者にコピーされることに対するスタンス

バイオの買物.comの付加価値は情報の分類とカテゴリー情報の付加です。我々がやっているのはアノテーション(注釈付け)です。

このアノテーションに著作権があるのかどうか、我々はハッキリ分かりません。でもあまり気にしていません。なぜなら我々が他のウェブサイトの情報をコピーしている以上、我々もコピーされることを善しとする道義的責任があると思うからです。著作権の有り無しに関わらず、アノテーション情報は公開するつもりです。

公開するにはAPI等を作成しなければなりませんが、現状ではその作業が間に合っていないために公開できていないだけです。将来的にAPIを作成し、各カテゴリーの階層構造およびどの製品がどのカテゴリーに含まれているかがコンピュータから簡単に分かるようにして行こうと思っています。この情報を活用して、別のサービスを構築していただいても構いません。

バイオの買物.comの中で企業秘密として持ち続けようと思うのは、このカテゴリー分けのためのノウハウ、それだけです。カテゴリー分けのためには、多数の検索条件や自作ソフトウェアが使われています。これらのツールがあることで初めて効率的なカテゴリー分けが可能ですので、これは公開しないで社内に持っておこうと考えています。

最後に

世の中が豊かになって発展するためには、様々な情報が広く知られ、論じられ、整理されていく必要があります。また我々のすべての活動は他人の功績の上に成り立っていますので、他人の業績を自分の作業に取り込むことは、ある一定の条件の下で推進されなければなりません。

例えば特許法第一条にはこうあります。

この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。

Wikipediaの解説によれば

また別の観点では、発明の内容を社会に公開させるためのものともいえる(特許出願された発明の内容は公開されることになっている)。発明者が他者の模倣を恐れて発明内容を秘密にしたのでは、たとえそれがどんなに素晴らしいものだったとしても、その発明が産業・社会に活かされることはなく、いわば「死んで」しまう。これでは産業の発達には程遠い。そこで、特許権による保護を代償として、発明者に対して発明内容の公開を求めるものである。(公開代償機能)

また著作権についても、単なる保護だけでなく、合法的に利用についても法律に記されています。以下、Wikipediaより。

引用は権利者に無断で行われるもので、法(日本では著作権法第32条)で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することはできない[3]。権利者が拒否できるのは、著作権法の引用の要件を満たさない違法な無断転載等に限られる。

バイオの買物.comはこれらの法律の精神を尊重し、文章やウェブサイトを作成した人の利益を損なわず、むしろメリットを生む方向でコピーした内容を活用しているつもりです。

逆に我々が作成したアノテーション情報も、世の中の発展に貢献するのであれば、多くの人に二次的に使用していただいて問題はないと考えています。

Tags: ,

Leave a Reply