Google Instant を見て、バイオの買物.comの役割を振り返る

Google Instantを使ってみました。

google instant.png

Ruby-on-RailsPrototype.jsのAPIドキュメントを公開しているサイトでも同じようなユーザインタフェース(キーワードを入力している途中でも検索が開始される)が使われているので、特に驚きはしませんでしたが、こうやって検索がどんどん良くなっていくと、いろいろと考えさせられます。

今回はバイオの買物.comの役割と意義の観点から私の考えていることを紹介します。

製品比較(検索)サイトはGoogleよりも十分に付加価値が出せるか

「バイオの買物.com」はメーカー横断的にバイオ関連の製品が検索できるサイトですが、その気になればメーカー横断的な製品検索はGoogleだけでも可能です。ですから「バイオの買物.com」を開発・運用するにあたっては、Googleで検索するよりも十分な付加価値があることを意識しなければなりません。それが実現できなければ、みんなGoogleを使ってそのままになってしまうでしょう。

その付加価値を考える上で私がいつも考えるのは、例えば新しい冷蔵庫を買うときに自分が行うインターネット上の調査方法です。

冷蔵庫なんて特に興味がある訳ではないので、どんな特徴のどんなモデルがあるかなんて事前には分かりません。Googleでいきなり「冷蔵庫」と検索してたくさんのウェブサイトを表示させたところで、一つ一つじっくり見ていかない限り、欲しいモデルがどんなものか、イメージすらつかめなさそうです。

そこでいつも行くのは価格.comです。ここにくれば、例えばどのような価格帯のものがあるのか、あるいはどのような容量のものがあるのかを把握することができます。アマゾンもざっと製品を眺めるのに役立ちます。これらのサイトはメーカーの製品詳細ページへのリンクも用意しているので、じっくり調べることもできます。Googleで検索してひとつひとつ眺めていくより、ずっと便利です。

「バイオの買物.com」が目指しているのは、一つにはこのような便利さです。

逆に「これじゃー付加価値が無い」というのは a) 単なるキーワード検索、b) 製品の属性が簡単に把握できない結果表示、しか提供していないサービスだと私は思っています。

a) のキーワード検索については、キーワード検索でGoogleのアルゴリズムを越えるのは至難の業です。Googleは日英翻訳もしてくれますし、揺らぎ検索もやってくれます。難点が無いわけではありませんが、キーワード検索しか提供していない製品比較サイトの場合、Googleとくらべて製品が大幅に探しやすくなるということはないと思います。

b) はGoogleの大きな欠点をついた問題です。Googleはキーワードが含まれている本文の一部を検索結果に表示してくれますが、それだけではその製品の特徴を知ることは滅多にできません。実際に書くウェブページに移動して調べる必要があります。ですから価格.comが行っているような属性の書き出しと一覧表への転記は非常に価値があると思います。逆に何らかの形で製品属性をまとめていない製品比較サイトは、Googleの欠点をカバーしている訳でもないので、付加価値がありません。

Googleが進化すると、製品比較サイトの真価が問われる

Googleが進化すればするほど、「キーワード検索」に頼った製品比較サイトは存在意義が薄くなっていってしまいます。ただしGoogle Instantが出てきてもGoogle検索の本質が変わっている訳ではなく、欠点はまだ克服されていません。特に属性を抽出する点についてはまだGoogleは取り組んでいないようなので、ここをしっかり行うことによって製品比較サイトとしての付加価値が出せていけると思っています。

むしろこれぐらいやっておかないと、研究者が何百万の製品から最適の製品を選ぶことは到底不可能です。属性を抽出するのはどうしてもマニュアル作業で大変なのですが、がんばりどころです。

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