Posts Tagged ‘まとめて抗体検索’

Multi Channel Funnel機能でネット広告の貢献度を調べる

Monday, October 17th, 2011

2011年8月24日にGoogle AnalyticsはMulti-Channel Funnelsという新機能を追加しました。

Multi-Channel Funnelsを一言で説明すると
「ゴールを入れた(広告・紹介)だけでなく、アシストしてくれた選手(広告・紹介)も評価する仕組み」です。

例としてバイオの買物.comの「まとめて抗体検索」のものを紹介します(2011年9月データ)。

以下のレポートを見ると、利用者がバイオの買物comの「まとめて抗体検索」にどうやってきたか、どうやって再訪問したか、そしてどうやって最後に抗体を見つけてメーカーサイトに移動するまでに至ったかを知ることができます。

Antibody multichannel

例えば6行目を見ると、この36人は最初はGoogleの通常検索(無料)で入ってきたけど、そのときはそれほど興味を持たなかったようです。後日Google検索を介して再訪問し、抗体を検索し、そしてメーカーサイトに移動したと思われます。

また8行目、11行目、17行目を見ると、Googleの有料広告(Adwords)で入ってきたけどすぐには興味を持たなかった人が、後日になって再度「まとめて抗体検索」を探すとき、再訪問してくるときにもAdwordsを介していることがわかります。16行目のように、再訪問のときはGoogleの通常検索(無料)で入ってくれるか、17行目のように再訪問のときは直接URLを入力してくれる人は少数派であることがわかります。

このように様々な広告活動がどのように関連し合っているかが見られると、いままでと全く違う展望が得られます。

以下ではバイオの買物comで解析したこと、考えたことを解説していきます。 (more…)

バイオの買物comメルマガの効果測定の仕方

Friday, September 30th, 2011

Mail先日、バイオの買物comにユーザ登録していただいた方を対象にメルマガを配信いたしました。

今回はその効果を様々なツールを使って測定する方法について紹介いたします。

先に概略を示します;

  1. タイトル「世界最高の抗体検索システムと紹介ビデオ(1分)」
  2. 送付先はバイオの買物com「まとめてカタログ」にユーザ登録した利用者
  3. 開封率: 29.2%
  4. クリックスルー率: 10.5%
  5. クリックスルーしてくれた顧客の質:それなりによい

このユーザリストに対して初めて配信したメルマガでしたので、レスポンスが良かったのは当然だったかもしれません(通常は最初はレスポンスが良くても、徐々に下がっていきます)。しかしそれを差し引いてもまぁまぁなレスポンスが得られたのではないかと思っています。なお米国の例ですが、業界ごとのレスポンスの統計がこちらにあります。

それはそれとして、Google Analyticsと組み合わせた分析をすることによって、質の高い訪問者がどれだけいたかなどを分析したいと思います。 (more…)

抗体検索の絞り込み条件は「選択式」が正しい

Monday, August 8th, 2011

10090355

この記事を含め、ライフサイエンス研究用製品メーカーのウェブサイトのあるべき姿について書いた記事を特集ページにまとめました。あわせてご覧ください。

「抗体検索とファセットナビゲーション(抗体検索の絞り込み)」の記事で、優れた絞り込み検索のユーザインタフェースについて議論しました。そして米国などの本社ウェブサイトではこの優れたシステムが導入されてきていることも紹介しました。

その一方で、日本の輸入商社やBiocompareなどのメーカー横断的比較サイトではファセットナビゲーションの導入が遅れていることも話しました。ただフナコシ、Biocompareなどは、ちょっと時代遅れですがしっかりしたものであるとも述べました。

今回はちょっと極端な例として、抗体の絞り込み検索の非常に良くない例を紹介します。コスモバイオのウェブサイトの例です。大手の輸入商社で豊富な抗体のラインアップをそろえているにもかかわらず、その中から製品を探すウェブサイトのできが残念な状態にあります。 (more…)

研究者が使用するパソコンの画面の大きさを考慮しよう(font-size:42pxは控えめに)

Sunday, August 7th, 2011

バイオの買物.comにアクセスする人の画面の解像度を分析しました。
特に最近のパソコンの画面は横長のが多く、余裕がありますが、縦方向には余裕がありません。そのため縦方向で分類しています。

大学と企業では傾向が違うことが予想されましたので、ac.jpドメインから来るユーザとco.jpドメインから来るユーザを分けています。

Access by resolution

ここから例えば以下のことが読み取れます。

  1. 大学(ac.jp)では自由にパソコンを選択できますので、幅広い画面解像度のパソコンが選択されています。大きな画面を使っている人も多いです。特に縦1440pxや1600pxのものは、非常に専門的なものを除けば(ディスプレイ単体で30万円近く)Apple社の製品にしかありません(市販の24インチモニタも1920×1080がほとんど)。
  2. 大学のパソコンは研究室支給ではなく、個人のパソコンが多いでしょう。そのため自宅と研究室の両方で使えるようにノート型の1366×768とか1280×800のパソコンが多くなっています。最近の主流であるワイドディスプレイのノートです。
  3. 1024×768のパソコンはワイド画面が普及する前の比較的古い規格です。企業(co.jp)で縦768のものが多いのは、ネットブックの1280×768やワイドノートの1366×768によるのではなく、古いデスクトップ用15インチディスプレイもしくは古いノート型を使っているためです。catalog.castle104.comのアクセスログを見ると企業はWindows XPの使用率が82%なので、ここから見ても企業は古いPCを好んで使っているのがわかります。
  4. 企業で1024の解像度が多いのは、1280×1024のデスクトップ用17-19インチディスプレイによります。

企業ユーザはどうも大学のユーザに比べてPC環境が貧弱のようです。

さて研究者向けにウェブサイトを提供している人間としては、このようなパソコン環境でウェブページがどのように見えているかが気になります。

ちょっと極端な例ですが、シグマアルドリッチの新しいウェブサイトを見てみましょう(1024×768, Windows XP, Internet Explorer 8)。

Parallels Picture 3

製品名はデカデカととても大きい字で書いてあるのですが、なんと価格も容量もカタログ番号も見えないのです。スクロールをしない限り、基本情報が見えません。

わざとじゃないですよね??? (more…)

抗体検索とファセットナビゲーション(抗体検索の絞り込み)

Friday, August 5th, 2011

この記事を含め、ライフサイエンス研究用製品メーカーのウェブサイトのあるべき姿について書いた記事を特集ページにまとめました。あわせてご覧ください。

聞き慣れない言葉ですが、ファセットナビゲーションというコンセプトがあります。ファセット(Facet)は結晶体・宝石の小面などを意味する言葉で、物事の側面を表すときにも使うようです。

ファセットナビゲーションとは、入力された検索キーワードに合わせてコンピュータ側が様々な絞り込み条件を提案する仕組みです。ユーザが自分自身で考えたり検索条件を試行錯誤したりする負担を減らすために、コンピュータが予め情報を用意しておくものです。

ファセットナビゲーションというのは抗体の検索にはぴったりマッチするのですが、この仕組みを導入しているウェブサイトはまだまだ少ないです。比較的最近に大幅リニューアルしたものから、徐々に使われるようになってきているようです。

今回はファセットナビゲーションがどのようなものか、抗体検索においてどのような問題を解決してくれるか、そして新「まとめて抗体検索」のファセットナビゲーションがどのように優れているかを解説します。 (more…)

抗体検索サイトのリストと評価

Wednesday, August 3rd, 2011

加々美直史の個人ブログに「抗体検索サイトのリストと評価」という記事を書きました。

抗体を検索したいときに使える海外や国内のサイトをリストアップし、それぞれの使い勝手を評価してみたものです。正直、あんまり良い評価は与えることはできませんでした。

このリストはバイオの買物.comが2011/8/1より公開している新「まとめて抗体検索」を作るにあたって、現状を評価するために頭に入れていたものです。

このブログでも書いていますが、まぁまぁそれなりの抗体検索ウェブサイトが使っている検索インタフェースはどれも良く似ていて、Biocompareのものと同じです(別にBiocompareが元祖かどうかは知りませんが)。しかし、新「まとめて抗体検索」を作るにあたっては、すべてをいったんゼロから考え直しました。

Biocompareなどの検索インタフェースに似せるのではなく、どうすれば研究者がより少ない手順で、より少ない精神的負担で、より確実に目的の製品にたどり着けるか。そのためにデータはどのように整理され、また情報はどのタイミングでどのように研究者に提示されなければならないかを徹底的に考えました。

結果として出来上がった新「まとめて抗体検索」には現時点ではかなり満足していますが、できれば皆さんの感想も聞かせてください。Twitterの @naofumi@BioKaimono に連絡をくれるとありがたいです。

2010年振り返りと2011年目標

Tuesday, January 4th, 2011

バイオの買物.comおよびライフサイエンス研究用製品業界全体のインターネット活用について振り返り、バイオの買物.comの2011年の目標について紹介します。
なお、ふりかえりうさぎの画像はSAYAKAさんのブログからとりました。

参考に2009年の振り返りも一年前に書きました。

NewImage.jpg

まとめてカタログ

バイオの買物.comの2010年で一番大きかったのは、なんと言ってもまとめてカタログを公開できたことです。2009年の振り返りでも書きましたが、これが真のバイオの買物.comの形です。

公開してみて感じたことは以下の通りです;
(more…)