Posts Tagged ‘バイオの買物.com’

2011年12月の分子生物学会で発表してきました

Thursday, December 29th, 2011

2011年12月の分子生物学会で発表してきました。

講演を聴きに来てくださった方、ポスターを見に来てくださった方、要旨だけを見た方、皆さんありがとうございました。

2012年の学会のためのいろいろなアイデアも温めていますので、来年もよろしくお願いします。

SlideShareに講演スライドとポスターをアップロードしました。よろしければご覧ください。

講演ではコンセプト(どうしてバイオの買物.comが必要なのか)や情熱(なんでこれをやっているのか)について語りました。

ポスターではもうちょっと技術的な話やデザイン上の工夫について紹介しました。

バイオの買物comメルマガの効果測定の仕方

Friday, September 30th, 2011

Mail先日、バイオの買物comにユーザ登録していただいた方を対象にメルマガを配信いたしました。

今回はその効果を様々なツールを使って測定する方法について紹介いたします。

先に概略を示します;

  1. タイトル「世界最高の抗体検索システムと紹介ビデオ(1分)」
  2. 送付先はバイオの買物com「まとめてカタログ」にユーザ登録した利用者
  3. 開封率: 29.2%
  4. クリックスルー率: 10.5%
  5. クリックスルーしてくれた顧客の質:それなりによい

このユーザリストに対して初めて配信したメルマガでしたので、レスポンスが良かったのは当然だったかもしれません(通常は最初はレスポンスが良くても、徐々に下がっていきます)。しかしそれを差し引いてもまぁまぁなレスポンスが得られたのではないかと思っています。なお米国の例ですが、業界ごとのレスポンスの統計がこちらにあります。

それはそれとして、Google Analyticsと組み合わせた分析をすることによって、質の高い訪問者がどれだけいたかなどを分析したいと思います。 (more…)

まとめてカタログのデータ形式について(XML)

Tuesday, September 27th, 2011

Catalog button
「まとめてカタログ」では各製品について、以下の情報を登録しています。

  1. 製品名
  2. カタログ番号
  3. 価格
  4. 容量(包装単位)
  5. URL
  6. 概要解説
  7. 製品属性(例えば抗体の交差性とか宿主、蛍光色素等):複数可能
  8. 使用説明書等へのリンク:複数可能

このデータはすべてXML形式のデータとして管理し、「まとめてカタログ」のデータベースにアップロードしています。

通常は我々が開発したウェブロボットがメーカーのウェブサイトを巡回し、各製品のデータを収集し、このXML形式のファイルを作成しています。ただしこのファイルを手作業で作成したり、あるいはメーカーが製品データベースを持っている場合はそこから直接作成することも可能です。

そこで今回はこのXML形式について、解説します。 (more…)

新まとめて抗体検索のビデオを作りました

Tuesday, September 13th, 2011

バイオの買物.comまとめて抗体検索を簡単に紹介したビデオを作成しました。

約1分と短いので、気軽にご覧ください。

まとめて抗体検索は既存の抗体検索システムをゼロから考え直して、目的の抗体を素早く検索し、そしてすぐに入手できるように最適化したシステムです。ビデオではフローサイトメトリー用抗IL-4抗体を探す例を示しながら、その使いやすさを紹介しています。

ポイントは 「速い」「悩まない」 です。

  1. 検索キーワードとして“IL-4”を入力します。
  2. サジェスト機能により”IL”と入力しただけで抗原の候補がリストアップされます。この機能により類義語で悩む必要がなくなります。
  3. 検索は瞬間的に結果を返してきます。
  4. “IL-4″でヒットする抗体の全アプリケーションが表示されます。その中から”Flow Cytometery”を選択すると、これで絞り込んだ検索結果が瞬間的に表示されます。
  5. 同様に”IL-4″ AND “Flow Cytometery”でヒットする抗体の全交差種が表示されます。この中から”Mouse”を選択し、絞り込みます。
  6. 同様に”IL-4″ AND “Flow Cytometrey” AND “Mouseと交差”でヒットする全蛍光色素が、蛍光波長ごとに整理され、色付けされてリストアップされます。それぞれの色素をクリックして絞り込むと、該当する抗体がリストされます。
  7. 抗体名をクリックすると、メーカーウェブサイトの製品ページに移動します。そこから製品データシートなどの情報を確認することができます。

実際のウェブサイトでその使いやすさをぜひ実感してください。

バイオの買物.com まとめて抗体検索

研究者からのアクセスが多いのか、それともメーカーや代理店からのアクセスが多いのか

Thursday, September 8th, 2011

最近メーカーや代理店に訪問してバイオの買物.comの話をすると、研究用製品の末端顧客である研究者からのアクセスが多いのか、それともメーカーもしくは代理店からのアクセスが多いのかという話題になることがあります。

バイオの買物.comは研究用製品を簡単に探したり比較したりするためのウェブサイトであり、研究者が利用することを念頭にデザインしています。その一方で、競合分析をしたいメーカーや、顧客からの依頼を受けた代理店(「こんな製品が欲しいんだけど、探しておいてくれる?」)が利用することも考えられます。

そのどっちが多いのか、気になるところです。

ウェブサイトのログを解析すれば、大学(ac.jpドメイン)と企業(co.jpドメイン)からのアクセスがわかるので、簡単にわかるのではないかと思う方が多いかもしれません。しかし実際には細かい問題が多く、Google Analyticsなどのログ解析システムでは必ずアクセス数は過小評価されます。大学や企業からのアクセスを実際よりも少ない結果が得られ、その他のところからのアクセスが過大評価されます。

詳細な推定方法および計算は別のブログ記事に書こうと思いますが、この問題を解決する方策として大学ユーザと企業ユーザのPC環境の特徴に着目しました。具体的には大学ユーザはMacの利用者が多い点、および企業ユーザはブラウザとしてInternet Explorer 6 (2001年公開のバージョン。最新バージョンはInternet Explorer 9)を未だに多く使っている点を指標にしました。

その結果を以下に示します。

  1. バイオの買物.comにアクセスする訪問者を a) アカデミック、b) 企業、c) その他 に分けました。
  2. 「アカデミック」とはac.jpドメイン(大学)からの訪問者に代表されるように、仕事で使用するパソコンを自由に選択でき、歴史的に図表作成やプレゼンテーションに強みがあるMacintoshの使用率が40-50%と高いユーザ層(日本の平均Mac使用率は5%)。大学や公立研究機関が中心と考えられます。
  3. 「企業」はco.jpドメイン(企業)からの訪問者に代表されるように、仕事で使用するパソコンは会社から支給され、アプリケーションのインストールやアップグレードにはITの許可が必要とされることが多いユーザ層です。昔開発したイントラネットとの互換性を考えて、40-50%が未だに10年前のInternet Explorer 6を使わされています(日本の平均IE6使用率は3%)。製薬企業で研究開発をしているユーザもこの中に含まれます。
  4. 「まとめてカタログ」(catalog.castle104.com)は、70%のユーザが「アカデミック」、19%のユーザが「企業」でした。(Google Analyticsで単純にac.jp, co.jpの数字を見ると、それぞれ41%, 11%)
  5. 「まとめて抗体検索」(antibody.castle104.com)は、74%のユーザが「アカデミック」、19%のユーザが「企業」でした。(Google Analyticsで単純にac.jp, co.jpの数字を見ると、それぞれ44%, 7%)
  6. 「ニュース・セミナー・キャンペーン」(news.castle104.com)は、44%のユーザが「アカデミック」、31%のユーザが「企業」でした。(Google Analyticsで単純にac.jp, co.jpの数字を見ると、それぞれ26%, 15%)

以上の結果からわかりますように、Google Analyticsで単純にac.jpやco.jpの数字を見ただけだと、アカデミックユーザや企業ユーザの数を大幅に過小評価してしまいます。要注意です。

またバイオの買物.comの各サービスは、メーカーや代理店にも利用されていますが、それ以上に末端顧客である研究者に多く利用されていることがはっきりわかります。ただし「ニュース・セミナー・キャンペーン」については「企業」の利用者が多くなっていて、競合分析などに活用されている可能性があります。

少なくともバイオの買物.comに関して言えば、「メーカーや代理店にばかり利用されているのでは?」というのは当てはまらないようです。むしろ当初の狙いどおり、研究者に利用してもらっているといえます。

ニュースの書き込み方法をTwitterにした理由

Monday, September 5th, 2011

先日、バイオの買物.comでニュースセミナーキャンペーンに投稿できるようにしました。「こういうセミナーをやっているので来てください」とか「こういうキャンペーンをやっているので、ご検討ください」という案内を、バイオの買物.comの当該ページ、誰もが無料で投稿できます。

投稿方法は非常に簡単ですが、Twitterを使うという点でちょっと変わっています。操作方法は別の書き込みに譲り、ここでは、どうしてTwitterによる投稿の仕組みを採用したかについて紹介いたします。 (more…)

ニュース、セミナー、キャンペーンのページに誰でも無料で投稿できるようになりました

Friday, September 2nd, 2011

Twitter and newsTwitter経由で、誰もがバイオの買物.comのニュースセミナーキャンペーンに投稿できるようにしましたので案内いたします。もちろん無料です。

やり方は簡単です。

セミナーであれば ” #biok_seminar “のハッシュタグ、キャンペーンであれば ” #biok_campaign “のハッシュタグ、それ以外の場合は ” #biok_news “のハッシュタグをつけてTwitterで投稿してください。

それだけです。

セミナー、キャンペーン、ニュースの例をそれぞれ示します(MacのTwitterアプリを使っていますが、どの方法で投稿しても同じです)。

Seminar tweetCampaign tweet
News tweet

結果はすぐには反映されませんが、Castle104のシステムがニュースのアップデートをするとき(現在は早朝)にTwitterの投稿も一緒に読み込まれ、まずはニュースのページに反映されます。なお早朝にだけニュースをアップデートする理由は、同日中に作った記事ならリバイズしても大丈夫にするためです。

そして次に手作業でセミナーキャンペーンに振り分けられます。この振り分けは週2回行います。

注意点は以下の通りです

  1. Twitter以外にも、バイオの買物.comでは多数のソースから情報を入手しています(ニュースなどの情報源webページ)。既に我々が取り込んでいる情報とだぶる場合がありますので、投稿する前にこのリストをご確認ください。
  2. セミナーには開催日を、キャンペーンには開始日と終了日を含めてTweetしていただけると作業がしやすいのでお願いいたします。
  3. ニュースを詳しく紹介したサイトへのリンクをつけてください。バイオの買物.comでクリックした場合はTwitterのステータスページ()に飛びます。そこから先の誘導のためにリンクは必要です。
  4. ちゃんとバイオの買物.comがTweetを拾ってくれるかどうかがご心配な方は、以下のページで確認してください: #biok_seminar, #biok_campaign, #biok_news
  5. 他のニュースとだぶっていると判断した場合は、予告無くその記事を削除することがあります。予めご了承ください。異論がある場合は@naofumiにご連絡ください。

メーカーの方も、代理店の方も、もちろん研究者や研究事務の方も、どなたでも簡単に投稿できますのでぜひご活用ください。

抗体検索の絞り込み条件は「選択式」が正しい

Monday, August 8th, 2011

10090355

この記事を含め、ライフサイエンス研究用製品メーカーのウェブサイトのあるべき姿について書いた記事を特集ページにまとめました。あわせてご覧ください。

「抗体検索とファセットナビゲーション(抗体検索の絞り込み)」の記事で、優れた絞り込み検索のユーザインタフェースについて議論しました。そして米国などの本社ウェブサイトではこの優れたシステムが導入されてきていることも紹介しました。

その一方で、日本の輸入商社やBiocompareなどのメーカー横断的比較サイトではファセットナビゲーションの導入が遅れていることも話しました。ただフナコシ、Biocompareなどは、ちょっと時代遅れですがしっかりしたものであるとも述べました。

今回はちょっと極端な例として、抗体の絞り込み検索の非常に良くない例を紹介します。コスモバイオのウェブサイトの例です。大手の輸入商社で豊富な抗体のラインアップをそろえているにもかかわらず、その中から製品を探すウェブサイトのできが残念な状態にあります。 (more…)

研究者が使用するパソコンの画面の大きさを考慮しよう(font-size:42pxは控えめに)

Sunday, August 7th, 2011

バイオの買物.comにアクセスする人の画面の解像度を分析しました。
特に最近のパソコンの画面は横長のが多く、余裕がありますが、縦方向には余裕がありません。そのため縦方向で分類しています。

大学と企業では傾向が違うことが予想されましたので、ac.jpドメインから来るユーザとco.jpドメインから来るユーザを分けています。

Access by resolution

ここから例えば以下のことが読み取れます。

  1. 大学(ac.jp)では自由にパソコンを選択できますので、幅広い画面解像度のパソコンが選択されています。大きな画面を使っている人も多いです。特に縦1440pxや1600pxのものは、非常に専門的なものを除けば(ディスプレイ単体で30万円近く)Apple社の製品にしかありません(市販の24インチモニタも1920×1080がほとんど)。
  2. 大学のパソコンは研究室支給ではなく、個人のパソコンが多いでしょう。そのため自宅と研究室の両方で使えるようにノート型の1366×768とか1280×800のパソコンが多くなっています。最近の主流であるワイドディスプレイのノートです。
  3. 1024×768のパソコンはワイド画面が普及する前の比較的古い規格です。企業(co.jp)で縦768のものが多いのは、ネットブックの1280×768やワイドノートの1366×768によるのではなく、古いデスクトップ用15インチディスプレイもしくは古いノート型を使っているためです。catalog.castle104.comのアクセスログを見ると企業はWindows XPの使用率が82%なので、ここから見ても企業は古いPCを好んで使っているのがわかります。
  4. 企業で1024の解像度が多いのは、1280×1024のデスクトップ用17-19インチディスプレイによります。

企業ユーザはどうも大学のユーザに比べてPC環境が貧弱のようです。

さて研究者向けにウェブサイトを提供している人間としては、このようなパソコン環境でウェブページがどのように見えているかが気になります。

ちょっと極端な例ですが、シグマアルドリッチの新しいウェブサイトを見てみましょう(1024×768, Windows XP, Internet Explorer 8)。

Parallels Picture 3

製品名はデカデカととても大きい字で書いてあるのですが、なんと価格も容量もカタログ番号も見えないのです。スクロールをしない限り、基本情報が見えません。

わざとじゃないですよね??? (more…)

抗体検索とファセットナビゲーション(抗体検索の絞り込み)

Friday, August 5th, 2011

この記事を含め、ライフサイエンス研究用製品メーカーのウェブサイトのあるべき姿について書いた記事を特集ページにまとめました。あわせてご覧ください。

聞き慣れない言葉ですが、ファセットナビゲーションというコンセプトがあります。ファセット(Facet)は結晶体・宝石の小面などを意味する言葉で、物事の側面を表すときにも使うようです。

ファセットナビゲーションとは、入力された検索キーワードに合わせてコンピュータ側が様々な絞り込み条件を提案する仕組みです。ユーザが自分自身で考えたり検索条件を試行錯誤したりする負担を減らすために、コンピュータが予め情報を用意しておくものです。

ファセットナビゲーションというのは抗体の検索にはぴったりマッチするのですが、この仕組みを導入しているウェブサイトはまだまだ少ないです。比較的最近に大幅リニューアルしたものから、徐々に使われるようになってきているようです。

今回はファセットナビゲーションがどのようなものか、抗体検索においてどのような問題を解決してくれるか、そして新「まとめて抗体検索」のファセットナビゲーションがどのように優れているかを解説します。 (more…)